先週末のレースで、今年の10月のIM世界選手権に向けてのコナプロポイントの行方で、出場者が最終的に決定する。Ironman WihislerとIronman Louisvilleが開催される中で、世界選手権に出場するには、50位以内に入っておきたいプロ選手達が、最後の望みをかけて争われた。
2013 Ironman Canada(カナダ・ウィスラー)
プロ男子:確実にハワイでの世界選手権の権利を取っておきたい急上昇中のカナダ代表Trevor Wurtele(トレバー・ワーテリ)が、地元カナダで、その強さをロングディスタンスでも証明し、初優勝を飾った。スイムからニュージーランド代表Bryan Rhodes(ブライアン・ローズ)が、得意の種目で先頭を行き、48分45秒でトランジションへ向かい、Wurteleは、スロースイムで54分代でスイムフィニッシュし、去年のディフェンディング王者アメリカ代表Mathew Russell(マシュー・ラッセル)は、58分代でスイムを終えた。バイクで追い上げを見せたRussellが、先頭集団へ近づき、その勢いのままWurteleも一緒にバイクフィニッシュへ向かった。ランへ入ると、得意分野であるWurteleが、2時間54分のランラップで決定的な差を付け優勝をした。2位には、バイクで素晴らしい追い上げを見せたものの、ランでの力が不足していたRussellが入賞し、ベテランのイギリス代表Paul Amey(ポール・エイメイ)が3位で終えた。
1.Trevor Wurtele(カナダ)
00:54:27 | 04:46:51 | 02:54:31 | 08:39:33 |
2.Mathew Russell(アメリカ)
00:58:13 | 04:42:53 | 03:00:12 | 08:45:15 |
3.Paul Amey(イギリス)
00:51:07 | 04:55:51 | 03:02:19 | 08:53:27 |
プロ女子:アメリカ代表Uli Bromme(ユリ・ブローミ)が、このカナダ大会で念願の初優勝を飾った。スイムトップのアメリカ代表Christina Jackson(クリスティーナ・ジャクソン)が、55分代でフィニッシュした後Brommeは、1時間3分のスロースイムで上がり、バイクで最速ラップ5時間13分で、他の選手から大幅な差を広げトップに上がった。そのままランでも順位は落とさずに、ランラップトップの3時間6分で、フィニッシュテープを切った。2位には、アメリカ代表Lisa Ribes(リサ・リブス)、3位に地元カナダ代表Gillian Moody(ジリアン・ムーディー)が入賞。
1.Uli Bromme(アメリカ)
01:03:02 | 05:13:51 | 03:06:53 | 09:28:13 |
2.Lisa Ribes(アメリカ)
01:03:04 | 05:22:10 | 03:08:53 | 09:38:34 |
3.Gillian Moody(カナダ)
00:56:51 | 05:29:16 | 03:18:39 | 09:49:09 |
2013 Ironman Louisville(アメリカ・ケンタッキー州)
プロ男子:ビッグセクシーの愛称で呼ばれているオーストラリア代表Chris McDonald(クリス・マクドナルド)が、3種目共バランスの取れたレース展開で、2011年のこのLouisvilleでの優勝以来、再度ここでのタイトルを獲得した。スイムは、川を下流へ向かって泳ぐ高速スイムとなり、48分代でMcDonaldを含むメインパックが、トランジションへ向かった。バイクを得意とするMcDonaldが、4時間29分のラップトップで上がると共に、ランでもそのスピードは落ちず、2時間57分のサブスリーを達成し、そのまま優勝を飾った。2位には、トレーニングパートナーでもあるアメリカ代表Patrick Evoe(パトリック・イボ)がフィニッシュし、3位にアメリカ代表Thomas Gerlach(トーマス・ジャーラッチ)が入賞した。
1.Chris McDonald(オーストラリア)
00:48:56 | 04:29:14 | 02:57:56 | 08:21:34 |
2.Patrick Evoe(アメリカ)
00:51:57 | 04:36:29 | 03:00:48 | 08:34:16 |
3.Thomas Gerlach(アメリカ)
00:51:52 | 04:36:28 | 03:07:12 | 08:41:11 |
プロ女子:このLouisvilleにて優勝経験のあるオーストラリア代表Kate Bevilaqua(ケイト・ビバラクア)が、2年ぶりにタイトル奪還を果たし優勝した。50分を切る高速スイムを見せたBevilaquaやドイツ代表Nina Kraft(ニーナ・クラフト)が、まず集団でトランジションへ向かった。バイクでは、比較的にオフペースで、Bevilaquaが5時間13分で終える中、後ろからアメリカ代表Whitney Garcia(ウィットニー・ガルシア)が、5時間8分の女子トップラップで先頭を追いかける。そのまま逃げ切る形で、Bevilaquaが最初にフィニッシュテープを切った後、スイムで10分もの遅れをランラップ3時間15分で取り戻したカナダ代表Brooke Brown(ブルーク・ブラウン)が2位で入賞した。Garciaがランで順位が変わったものの、バイクでのアドバンテージを残した結果3位で終えた。
1.Kate Bevilaqua(オーストラリア)
00:49:03 | 05:13:32 | 03:20:29 | 09:29:02 |
2.Brooke Brown(カナダ)
00:59:59 | 05:13:15 | 03:15:39 | 09:33:46 |
3.Whitney Garcia(アメリカ)
00:55:00 | 05:08:09 | 03:24:30 | 09:34:21 |
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