2016 Ironman Hawaii プロ男子プレビュー

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つい最近まで活躍していたクレッグ ・アレキサンダーやキャメロン・ブラウンなどの懐かしい顔が消えゆくなかで、今年のハワイでは、五輪上がりのトップ選手やエイジから這い上がりプロになった選手など、バラエティーの飛んだスタートリストとなっている。

Jan Frodeno(ヤン・フロデノ)ドイツ

プロ男子ラン写真5

現世界王者であるフロデノが、今年はタイトル防衛できるのかに期待がかかっている。北京五輪金メダリストとして、アイアンマンと五輪の両競技で王者になったのは彼が初だ。今年のシーズンは、アキレス腱の怪我に悩まされ、出遅れてしまった。しかし、アイアンマンUKの2位から、チャレンジロートで新世界記録と共に優勝し、再度偉業を重ねてきた。去年に比べ70.3レース出場を控え、怪我やレースからのリカバリーを中心としたシーズンを送り、コナのために集中した徹底的なトレーニングを積んできた。去年同様のレースプランで、得意のスイムとバイクで引き離し余裕のランで再度優勝を狙うだろう。

Sebastian Kienle(セバスチャン・キーンル)ドイツ

プロ男子バイク写真4

2014年の世界王者であるキーンルが、今年はまた世界王者に返り咲くことを目指す。いままでは、圧倒的なバイクスピードで、敵う選手はいなかった。しかし、近年のウバーバイカーが多くなってきたことで、得意のバイクで力を見せることができなくなってきている。その結果、去年のハワイでは、素晴らしいスイムを見せたものの、バイクでうまく逃げることができずに、ランでも苦しんだ展開で10位に終わった。今シーズンは、アイアンマン欧米王者に再度返り咲き、70.3世界でもデットヒートを見せ2位に入賞した。確実に言えるには、トップ集団で泳ぐ力をつけ、バイクで力を温存し、速くなったランで勝負を見せるというレースプランへと変えていったのかもしれない。今年のハワイでは、毎年パワーアップした姿を見せてくれるキーンリのパフォーマンスに注目し、優勝候補として決して見逃せない。

Timothy O’Donnell(ティモシー・オドネル)アメリカ

海軍上がりの米国愛国者であるオドネルが、2002年の米国代表ティム・ディブーン以来の世界タイトルを、自国にもたらすことができるのかに期待だ。オリンピックディスタンスのエリートから、すぐにロングへとステップアップしたが、ハワイでは上位へ食いつくことができずにいた。しかし、去年は、マーク・アレンのコーチングの元、バイクでも驚きのアタックを見せ、確実に強くなった姿を見せた。ランでも、暑さに負けない粘り強さを見せ、初の2位入賞を得た。今年は、同じようにバイクでも強さを見せ、ランでサブ2:50で走れれば優勝へと近づけるだろう。

Lionel Sanders(ライオネル・サンダーズ)カナダ

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ここ最近で一番危ない存在となっているのがサンダーズだろう。特に70.3レースでは、負けなしの強さを見せてきた。彼の圧倒的な強さは、平均330ワット以上で回すバイクとキロ3:30ペースで走れるランだろう。しかし、アイアンアマンレースでは、うまく実力を発揮できることができずにいた。去年は、初出場となったハワイでも、怪我の影響でうまく並みに乗ることができずに14位に終わった。だが、速くなるためには、何でも試す自己研究や分析が大好きな彼のストイックさでは、誰も敵う選手がいないだろう。去年の反省を活かし、今年こそはトップ争いに絡み優勝を狙うこともできる危ない存在だ。

Tim Reed(ティム・リード)

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今年の70.3世界王者であるリードが、今年2度目のハワイでどんなパフォーマンスを見せてくれるかに期待だ。これまで長年の目標としてきた70.3世界で優勝し、残りはハワイで優勝することだ。今年のアイアンマン・オーストラリアで優勝し、ハワイへの権利を確実にしてきた。70.3レースでは優勝をする機会が少なかったが、本命の世界選手権では、キーンリとのランバトルとメンタル戦を経て、世界タイトルを勝ち取った。3種目ともに弱点がない彼が、今年のハワイで、パワーアップした姿を見せて上位へと絡んでくる存在となる。

Andreas Raelert(アンドレアズ・ラエラート)ドイツ

過去にもギリギリでの所で優勝を逃し、何度もトップ3入りを果たしてきたベテランだ。2010年のクリス・マコーマックとのランバトルは、今でも伝説の一面となっている。2014年までは、腰の怪我に悩まされ、ハワイへの出場権を得るにも難しい様なレースシーズンを送っていた。だが、去年のラエラートは一味違うパフォーマンスを見せた。得意のランで復活した姿を見せ3位に入賞。しかし、今年も怪我に再度悩まされ、満足したシーズンを送ることができずにいる。今年のハワイでは、彼にとって優勝を狙うラストショットとして、全力でタイトルを狙ってくるだろう。

Patrick Lange(パトリック・ラング)ドイツ

今年の北アメリカ地区選手権で初アイアンアマンレースで初優勝を果たしたラングが危ない選手の1人だ。これまで70.3レースで上位入賞を重ねてきたが、優勝する機会は少なかった。元国内デュアスロン王者として、デュアスロンレースで、世界王者であるキーンルやノーマンを倒してきた実力もある。その証拠として灼熱のアイアンマンテキサスでは、スイムとランでもトップ集団に絡む強さを見せ、ランを2時間40分で走りきった。初出場となるハワイでは、テキサス同様の暑さに負けないランを見せれば、優勝を狙うことも可能な選手だ。

Brent McMahon(ブレント・マクマホン)カナダ

今年の南アメリカ地区王者となったマクマホンが、今年のハワイでは去年以上のパフォーマンスを発揮できるのかに期待だ。元五輪選手として、自国の金メダリストのサイモン・ウィットフィールドの右腕として活躍してきた。2年前に70.3レースへステップアップし、見事北アメリカ選手権では圧倒的なランで優勝。アイアンマンレースでも、アイアンマンブラジルで2連覇し功績を積んできた。初ハワイの舞台では、去年9位に入賞。今年はどこまで順位をあげられるかに期待だ。

Ben Hoffman(ベン・ホフマン)アメリカ

長年のアイアンマンレースで活躍してきた選手であるホフマンが、今年こそはハワイの地で優勝しなければならない。2014年は、彼にとって素晴らしいシーズンとなり、ハワイで初の2位入賞を果たした。しかし、翌年は、うまく波に乗れず、ランでもスローダウンしてしまい、リタイヤ寸前の状態でレースを終えた。だが、今年のホフマンは、さらにパワーアップしてきている。主に70.3レースに出場し、優勝は逃してきている。だが、それも毎年似た様なシーズンの過ごし方なので、パフォーマンス力に関しては3種目バランスのある選手なので心配ご無用。一番の目標であるハワイに常に標準を合わせ、今年は優勝を確実に狙ってくる存在だ。

Tim Van Berkel(ティム・バン・バーケル)オーストラリア

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長年追い続けてきたアジアパシフィック地区王者のタイトルを、お気に入りの地アイアンマンケアンズで最高の形で勝ち取った。ハワイデビューの2014年は、ランでアップダウンを見せながらも、うまく7位入賞へと繋げた。去年は、バイクで腰痛に悩まされリタイアとなってしまった。しかし、今年はボルダーでの高地トレーニングの成果が大きく出たことで、どのレースでもトップパフォーマンスを見せた。今年のハワイでは必ず上位へと登りつめる注目の選手となるだろう。

Andy Potts(アンディー・ポッツ)アメリカ

毎年常に安定したパフォーマンスを見せ、トップ5入り常連となっている。近年は、ミシガンのカレッジスイマー上がりの高速スイムで、バイクとランでもバランスの良いリズミカルなペースで、ハワイでのレースを送ってきた。スポンサーを今年から一層して変え、バイクブランドをキャノンデール、ホイールをEnveに迎え、まだ成長を続けるバイクで、どれだけトップへ粘れるかが、トップ3入り、もしくは優勝への鍵となる。

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