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今回で35回目の記念大会を迎える、2013 GoPro Ironman Hawaii World Championshipが、今年もこのハワイ島コナで、今まで以上の大規模な開催をした。多くの世界王者を迎える中で、新しい顔のプロ選手や注目のルーキー等も、この世界選手権で、どれだけのトップパフォーマンスを証明し、どの様なレース展開が、起こるのかが大きな注目とされた。
プロ男子
6時半に、大きな大砲の音と共に、プロ男子のスイムがスタートした。50人近いプロ達が、スタートから、勢い良く泳ぎ始め、好位置を狙い争い始める。出場予定だったアメリカ代表Andy Potts(アンディ・ポッツ)が、左脚の神経損傷のため急遽欠場したことで、このスイムで、誰が最初に抜け出すかが注目になった。
スイム前半戦は、長い列をなして、大きな集団が形成され、ここまでは、出遅れる選手もいなかった。だが、折り返しを回った後、最終的に30人近い選手が連なる巨大パックが、スピードを上げ始め、スロースイマー達は、ここで置いて行かれてしまう。
去年までの様に、1人抜け出した選手が差をつけて、最初にスイムフィニッシュをすることなく、前代未聞の大集団で、スイムフィニッシュへ帰ってきた。アメリカ代表Brandon Marsh(ブランドン・マーシュ)が、50分51秒で、トップ通過し、続いて、トップスイマー達である、初出場のオーストラリア代表Clayton Fettel(クレイトン・フェテル)と現世界王者オーストラリア代表Pete Jacobs(ピート・ジェイコブス)、そして、優勝候補勢のベルギー代表Fredrik Van Lierde(フレドリック・バンリエルデ)、アメリカ代表のホープTim O’Donnell(ティム・オドネル)、元世界王者オーストラリア代表Craig Alexander(クレッグ・アレキサンダー)、今年2度の優勝を飾りバイクを得意とするオーストラリア代表Luke McKenzie(ルーク・マッケンジー)の有力選手達が、大勢でトランジションへ向かった。
いつもの調子で、去年世界2位のドイツ代表のAndreas Raelert(アンドレアズ・ラエラート)と2xIronman 70.3世界王者Sebastian Kienle(セバスチャン・キーンリ)、アメリカ代表Jason Rapp(ジョーダン・ラップ)が、3分遅れでスイムフィニッシュし、バイクで追いかける、去年と同様の展開になった。
トランジションから、まず飛び出したのが、Jacobsで、素早いバイクスタートで、先を行こうとする。だが、同じ集団にいた高速サイクリストであるアメリカ代表Andrew Starykowicz(アンドリュー・スタリコウィッズ)が、最初の5キロから、すぐに先頭に回り、動きを見せ、差を開き始める。バイクメインコースのQueen Kに入る前、13キロ地点では、Starykowiczが、すでに1分程の差をつけ、素早い展開で、後方の選手の目線から消えていった。
そのまま1人逃げしているStarykowiczとの差は、50キロ地点で、2分半までも差が広がり、独壇場へと変わっていくと思われた。その後ろには、21人以上の選手達が、大集団で、走り始め、JacobsやMcKenzieの有力選手達が、変わり代わりに先頭を引っ張っていった。もう1人の注目高速サイクリストであるKienleは、すぐさま先頭のパックに追いつき、先頭を1人で走るStarykowiczに、追いつこうとパックから抜け始め、その動きに、McKenzieも付いて行った。
その後ろには、いい距離感で、Van Lierdeや、オリンピアン勢の3人である、ルクセンブルグ代表Dirk Bockel(ダーク・ボッケル)、バミューダ代表Tyler Butterfield(タイラー・バターフィールド)、スペイン代表Ivan Rana(イバン・ラーニャ)、そして、ドイツ代表元2005年世界王者Faris Al-Saltan(ファリス・アルサルタン)が続いた。注目の世界王者のAlexanderやJacobsは、大幅に遅れ始め、2人が得意としているランへ、期待が高まった。
折り返し手前では、抜け出したKienleとMcKenzieが、疲れ始めていた先頭のStarykowiczを抜かし、トップを牽引する。だが、少しの間だけ、遅れを取ったStarykowiczが、抜かされた2人に再度追いつき、リードを取った後に、アタックをかける。
その時に、Kienleは、付いて行くことはせずに、気づけば1分の差がついてしまっていた。その後、40キロ程を残す所で、唯一、McKenzieだけが、Starykowiczの後ろ姿を見ながら、ペースを保ち、離されない距離感でレースを進めていった。
3分以上の差が離れて、Van Lierde、Bockel、Al-Saltan、Butterfieldの集団が通過し、それから大幅な差で、Alexander、Jacobs、スペイン代表Eneko Llanos(エネコ・ヤノス)、南アフリカ代表のルーキーJames Cunnama(ジェイムス・カナマ)が、ランで追い上げるのも難しい位置で、レースを進めていった。
この間に、ルーキーであるFettelは、不調を訴え、バイクでリタイヤし、一番驚きなのが、優勝の期待のかかっていたRaelertが、背中の痛みが響き、完全に失速し、最後は、弟のMichael Raelert(マイケル・ラエラート)と一緒に並走し、6時間30分のバイクフィニッシュの末に、そのままレースを終えるハプニングもあった。
最初に、トランジションへ帰ってきたのは、Starykowiczで、バイクコースレコードを更新はならなかったが、トップバイクラップ4時間21分50秒でトップ通過し、1分後に、McKenzieが、ランへとスタートする。
ここから大幅に、3分以上遅れてKienleが、3位通過で、トランジションへ帰ってきた後に、最後の数キロで、集団から抜け出したVan Lierdeが、アドバンテージを取って4位通過で、良いペースでランスタートし走り始めた。
トップ10通過で、Bockel、Al-Saltan、Butterfield、Cunnama、ドイツ代表ランナーアップに期待のかかるTimo Bracht(ティモ・ブラット)が続き、ランでの勝負へと持ち越された。バイクで、明らかに脚を使い過ぎたStarykowiczが、スローペースで走る中を、すぐにMcKenzieが、リードをすぐさま取る。
McKenzieが、先頭を走るという、いままでにない展開が始まり、どこまでこのリードを保てるかが、注目となっていった。8キロ程きた所で、McKenzieが、ランでも調子の良い2位のKienleに、2分差をつけ、かなりの良いペースで走る中、後ろから、徐々にVan Lierdeが、差を縮め始める。
ランの20キロ地点で、Van Lierdeが、Kienleを抜かし、残すは、先頭をいくMcKenzieから、リードを奪うことだけになってきた。だが、Kienleを抜かした後、すぐに、25キロ地点で、McKenzieから、ようやく先頭を奪い、リードを奪うことには、そう時間はかからなかった。
この後、先頭を、Van Lierdeが、どれだけ維持して、優勝圏内の時間差を開けるかが、ここからのミッションとなっていった。30キロを超えた所で、すでに、後方から追いかけるランナー達であるAlexander、Jacobs、CunnamaやLlanosでも、追いつくことが不可能な程のリードが、開いていて、Van Lierdeの優勝が確実になっていった。
最終的に、このIronman Hawaii世界選手権にて、去年の3位に続き、ベルギー代表Fredrik Van Lierdeが、総合タイム8時間12分29秒で、自身のハワイ初優勝を飾り、過去に2度優勝している、兄のLuc Van Lierdeに続き、兄弟合わせて、3度目の世界王者のタイトルで、再度Van Lierdeの名を刻むことができた。
2位には、素晴らしいバイクパフォーマンスと共に、苦手だと思われていたランで粘り、オーストラリア代表Luke McKenzieが、初めてトップ3入りを果たし、大きな喜びを浮かべながら、フィニッシュテープを切った。
バイクでの追い上げを見せたものの、それから大きな差をつけるバイクパフォーマンスを見せられないまま、ランでステディーなペースで3位を守った、ドイツ代表Sebastian Kienleが、去年より順位を上げて、初のトップ3を果たした。
注目のルーキーとして、ハワイで初挑戦を飾った南アフリカ代表James Cunnamaが、フィニッシュ手前で、5位のアメリカ代表Tim O’Donnellを捕らえて、4位に入賞し、初挑戦として素晴らしいパフォーマンスとこれから希望のある選手として実力を見せた。6位に、ハワイ初挑戦のスペイン代表ベテランIvan Rana、7位は、バミューダ代表Tyler Butterfieldという、二人のオリンピアンが、スピーディーなランで追い上げを見せ、トップ10フィニッシュを飾った。8位のベルギー代表Bart Aernoutsは、この日のランタイム2時間44分で、去年に続き、今年もベストランラップを弾き出した。9位と10位共に、ドイツ代表のベテラン勢であり、トップ10常連のTimo Brachtと元世界王者のFaris Al-Saltanが入賞した。
元世界王者である、Alexanderは、調子が振るわない背中の痛みから、バイクで遅れ、切れのあるランも見せられずに、このハワイの地で最後のレースを飾った。
そして、もう1人、連覇を果たせずに、元世界王者となってしまったJacobsは、Alexanderと同じように、バイクで遅れてしまい、その後のランも、オーストラリア代表Luke Bell(ルーク・ベル)と共に、スイムからランまで並走し、ランコース上では、揃って歩きながら話す様子もあり、最後は2人でフィニッシュをした。
優勝候補だった、アメリカ代表Jordan Rapp(ジョーダン・ラップ)は、ウェアの気化熱で、体が冷え低体温症で、リタイヤし、ニュージーランド代表Bevan Docherty(ビーバン・ドカティー)も、やはり湿度の高い気候の中で、蒸し上がり、ランコースの最も暑いエナジーラボ周辺で、リタイヤを決めてしまった。
1.Fredrik Van Lierde(ベルギー)
00:51:02
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04:25:35
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02:51:18
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08:12:29
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2.Luke McKenzie(オーストラリア)
00:51:17
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04:22:25
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02:57:20
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08:15:19
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3.Sebastian Kienle(ドイツ)
00:54:13
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04:22:33
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02:58:35
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08:19:24
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4.James Cunnama(南アフリカ)
00:51:13
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04:34:21
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02:52:37
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08:21:46
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5.Tim O’Donnell(アメリカ)
00:51:04
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04:35:37
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02:51:07
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08:22:25
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6.Ivan Rana(スペイン)
00:51:06
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04:40:34
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02:47:54
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08:23:43
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7.Tyler Butterfield(バミューダ)
00:51:24
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04:30:10
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02:58:22
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08:24:09
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8.Bart Aernouts(ベルギー)
00:57:26
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04:39:46
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02:44:03
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08:25:38
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9.Timo Bracht(ドイツ)
00:51:21
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04:34:46
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02:56:07
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08:26:32
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10.Faris Al-Saltan(ドイツ)
00:51:19
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04:29:56
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03:05:46
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08:31:13
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プロ女子
プロ男子の5分後に、選ばれたプロ女子35人が一斉にスタートをした。今回は、スイムを得意としている選手である、南アフリカ代表Jodie Swallow(ジョディー・スワロウ)、アメリカ代表Amanda Stevens(アマンダ・スティーブンズ)、アメリカ代表Haley Chura(ヘイレイ・チュラ)に、スイムリードの役割を果たす、大きな注目がされた。
予想通り、Churaが、大きなパックの先頭を引き始め、その後ろには、SwallowやStevens、そして、前年度世界王者イギリス代表Leanda Cave(リアンダ・ケーブ)に加え、優勝候補達である、アメリカ代表Meredith Kessler(メレディス・ケスラー)、イギリス代表Rachel Joyce(レイチェル・ジョイス)、スイス代表Caroline Steffen(キャロライン・シュテフェン)、イギリス代表Liz Blatchford(リズ・ブラッチフォード)、デンマーク代表Michelle Vesterby(ミシェル・ベスタルビー)を含む、大きなパックで戻ってきた。
スイムでトップフィニッシュをしたのが、高速インカレスイマーであるChuraが、53分55秒で通過し、その後も続々と優勝候補選手が、トランジションへ向かった。4分程遅れて、2010年世界王者であるオーストラリア代表Mirinda Carfrae(ミリンダ・カーフレイ)、アメリカ代表Linsey Corbin(リンジー・コービン)、アメリカ代表Mary Beth Ellis(メリー・ベスエリス)、カナダ代表Heather Wurtele(ヘザー・ワーテリ)が、同じパックで続き、先頭集団を追いかける展開になった。
バイク前半から、Kessler、Swallow、Cave、Vesterby、Steffen、Blatchford、Joyceを含む、大パックが連なり、後ろから追いかける選手に、差を付けられない様に、入れ替わりながら、コンスタントなスピードで、全員でコントロールしていく。
最終的には、Kessler、Steffen、Joyce、Caveの4人が、パックから抜け出し、先頭をリードし始めた。再度優勝を目指しているCarfraeは、スイムで遅れながらも、先頭との差を、できるだけ広げさせられない様に、いままで以上に、奮闘しながらペースをキープしながら走っていた。
その後、バイクの折り返し地点に到達した頃には、先頭は、KesslerとJoyceの二人が、リードしていた。少し遅れを取ってしまったSwallow、VesterbyとBlatchfordは、折り返し後に、再度先頭に追いつた。そして、注目の現世界王者Caveとバイクで実力を見せたいSteffenは、驚きにも、先頭から離され始めていた。
そのままバイクでは、この先頭4人のKessler、Joyce、Swallow、Vesterbyが、帰りの向かい風の中、ハイペースを維持し、トランジションへと向かっていった。バイクを残す所数キロで、JoyceとKesslerが、他の2人からアドバンテージを取るために、距離を開き始める。
最初にトランジションへ帰ってきたのは、Joyceで、その後ろにすぐKesslerが続く。30秒程遅れて、VesterbyとSwallowが、バイクフィニッシュし、これから長いランをスタートした。
注目のルーキーであるBlatchfordは、5位で通過したが、バイクの終盤でペナルティーを取られ、4分間もペナルティーテントで過ごしている間に、優勝候補勢であるCaveとSteffenが、一緒にトランジションへ帰ってき、先頭から、すでに2分以上の差をつけられ、急いでランスタートする。
スーパーランナーであるCarfraeは、バイクフィニッシュ時点で、11位で通過し、先頭と8分程の差で、ランをスタートし、優勝への射程圏内で、追い上げを見せる。
最初の8キロ程までは、Kesslerが先頭を走っていたが、ランを強化してきたJoyceが、すぐさま先頭を変わる。そのままリズム感のあるペースでJoyceが、リードし始め、後ろとの差を、徐々に広げて行くかと思われた。最も観客が多い、最初の10キロのAli Drive沿いを、1人だけ凄まじいスピードで追いかけるCarfraeが、前方を走る選手を、次々と抜かし、この間に、3位まで上がった。
先頭を走るJoyceは、Carfraeが、いつ自分に追いつくかを恐れつつも、自分のレースを続けていたが、15キロを超えた所で、その恐怖は、実際に起ってしまった。最初のハーフマラソンを、1時間22分で通過する程、そのCarfraeのスピードは衰えることなく、先頭を走っていたJoyceを、余裕で抜かし、大きなストライドで、後半戦は、さらなる差を開こうとする。
ここからは、優勝を逃すリスクを少なくするために、ペースを落とさずに、自分のレースをすることが、Carfraeのレースプランとなっていた。この間に、ランスタート時点走っていたKesslerが、ペースを落とし始め、トップ10を維持する中、ルーキーであるBlatchfordが、徐々に順位を上げ、3位をキープしていた。
注目されていたCaveとSteffenは、最初の10キロは並走するも、Steffenが飛び出し、上位を狙うランを見せたい所だった。Carfraeの高速ペースは、後半多少落ちるものの、十分に優勝を狙える走りで、大きな差をつけ、2位を走るJoyceは、ただ現在の位置をキープすることに一生懸命に走っていた。
Carfraeが、フィニッシュが近づくごとに、このままのペースで走れば、2009年の4x世界王者のChrissie Wellington(クリッシー・ウェリングトン)が出した、ハワイコースレコード8時間54分2秒を更新することも可能だと、気づき始めた。それから、フィニッシュまでのラストパートは、スピードを上げ、力強い走りで、オーストラリア代表Mirinda Carfraeが、新しいコースレコード8時間52分14秒を更新し、2010年に続き、2度目の世界タイトル奪還した。
2ヶ月後に結婚する、プロ男子5位に入賞した婚約者のTim O’Donnellに迎えられ、人生で最高の完璧な優勝を、このハワイで迎えることができた。
この日の最速ランラップ2時間50分38秒は、プロ男女合わせて、総合3位のランラップタイムであり、凄まじいランの姿は、大きな衝撃を与えた。今回のランの追い上げとコースレコード更新は、Carfraeのメンタルコーチで、トレーニングパートナーでもある、同郷の3x世界王者Craig Alexanderを思い出させる様なパフォーマンスだった。
5分遅れで、中盤のランまで、トップ争いをし、粘り強いランで、2位をキープしていたイギリス代表Rachael Joyceが、初のトップ3へ入賞し、これから期待できるパフォーマンスを証明した。
4分のペナルティーをバイク終了時に、取られたものの、このハワイで初挑戦した、イギリス代表Liz Blatchfordが、驚きの3位に入賞し、今年からロングへ転向したことが、良い方向に影響し、これからも大きな期待が残る結果を出した。
4位には、ここ数年伸び悩んでいた、オランダ代表Yvonne Van Vlerkenが、復活を見せる様なパフォーマンスを見せ、トップ5に返り咲いた。
そして、大きな優勝の期待がされたスイス代表Caroline Steffenは、思った様なパフォーマンスを見せることができずに、悔しいながらも、5位でレースを終えた。
ランを得意としているアメリカ代表Catlin Snowが、ランナーアップの2時間58分で、6位入賞し、同じくアメリカ代表Meredith Kesslerが、バイク終了時までは、素晴らしい展開を見せ、初のトップ10入りで、7位で終えた。ランでスピードを落としてしまったものの、北欧圏の期待の有力選手として、デンマーク代表Michelle Vesterbyが、8位で終え、ニュージーランド代表の女王で、一児の母親でもあるGina Crawfordが、9位入賞し、3人目のアメリカ代表Linsey Corbinが、ランで頑張りを見せ、目標のトップ10位入賞を果たした。
去年の世界王者Leanda Caveは、シーズン中の調子の狂いが、やはり戻らずに、ランで出遅れ12位で、悔しい涙のフィニッシュとなった。1ヶ月前のバイク落車での骨折から、今回出場したMary Beth Ellisは、バイク終了時まで、いい位置で順調に進んでいたが、やはりランスタートはせずにレースを終えた。
1.Mirinda Carfrae(オーストラリア)
00:58:50
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04:58:20
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02:50:38
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08:52:14
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2.Rachel Joyce(イギリス)
00:54:09
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04:55:25
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03:03:37
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08:57:28
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3.Liz Blatchford(イギリス)
00:54:07
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04:57:40
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03:03:23
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09:03:35
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4.Yvonne Van Vlerken(オランダ)
01:01:57
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04:54:38
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03:03:25
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09:04:34
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5.Caroline Steffen(スイス)
00:54:10
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04:57:50
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03:11:55
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09:09:09
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6.Catlin Snow(アメリカ)
00:58:47
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05:08:05
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02:58:53
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09:10:12
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7.Meredith Kessler(アメリカ)
00:54:06
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04:55:13
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03:16:35
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09:10:19
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8.Michelle Vesterby(デンマーク)
00:54:12
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04:55:53
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03:16:31
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09:11:13
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9.Gina Crawford(ニュージーランド)
00:54:14
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05:04:17
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03:11:18
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09:14:47
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10.Linsey Corbin(アメリカ)
00:59:11
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05:07:50
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03:04:54
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09:17:22
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今年の世界選手権は、いままで以上のドラマがあり、35回目として、新しい出発になる様な大会が展開された。やはり、プロランキングシステム導入以降から、レース出場への条件が厳しくなり、肉体的にも精神的にも負担が大きくなる。そのため、シーズン中に、どれだけ怪我も少なく、体への負担を減らす生活を過ごしてきたかが、この最終目標である世界選手権のハイパフォーマンスに繋がっていったと思う。そして、プロ男女共に、次世代交代を思わせる様に、若い選手達が、次々と、このハワイの地で、個々の素晴らしいパフォーマンスを、確実に証明し、来年も大きな期待が持てるだろう。その証拠に、Craig Alexander、Chris Legh、そして不出場に終わったChris McCormackの歴代王者やベテラン選手が、このハワイをラストレースとして選び、次の世代へ受け渡す様な素振りで、今シーズンの終わりを見せたのも印象的だ。
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