少し曇り気味の天気で始まったIronman 70.3 Panama。スイムスタート前から、ファンや他の選手達からの注目を浴びるLance Armstrongを横目に、プロ達がラインナップする。写真上の見た目では、良さそうな天気だが、スタート時間が少々遅れて、プロがスタート!
スイムトップで上がってきたのは、オリンピック出身の選手達で、先にアメリカ代表Matt Reedが18:49という高速ペースで一番乗り、続いてITUレーサーのBevan DochertyやRusmas Henningがトランジションへ。その後、Richie Cunninghamや Bertland Bilardの70.3得意とする選手が19分後半で上がってき、Chris LietoやLance Armstrongを含むパック集団が20分台でスイムフィニッシュ。
バイクの前半は、ほとんどの選手がペースをキープし、集団のパックで乗り続けるが、バイク開始20Kで、フランス代表Bertrand Billardが、トップに飛び出し2分以上の差を広げる。BBilardを追いかける様に、Lance ArmstrongとChris Lietoがペースを一緒に上げ続け、他の選手を引き離し、トランジション手前でようやく追い抜く。2時間10分代というタイムで、トップで二人とも同時にバイクフィニッシュしトランジションへ。その後、Bevan DochertyとバイクラップトップのOscar Galindez、そしてRasmus Henningが続く。
その後、ランで二人同時に飛び出し、後続を引き離そうとするが、Lance Armstrongが5キロ超えた所で、ペースを上げ、Chris Lietoを抜かし差を広げ始める。15キロ地点にさしかかった所で、Bevan Dochertyがオリンピックディスタンスならではのスピードランで、じわりじわりとランスタート時3分差があったLance Armstrongを追いかけ、フィニッシュ手前で抜くが、ランスも諦めずについて行く。だが、ランラップトップである1時間12分と言うDochertyのスピーディーな速さには付いて行けなかった。
最終的に、フィニッシュラインを切ったのは、ニュージーランド代表オリンピック選手のBevan Dochertyが始めてのIronman 70.3レースで初優勝を飾る。そして、42秒後、初参戦の70.3レースで、トライアスリートとしての潜在能力を見せたLance Armstrongが2位でフィニッシュ。3位は、Richie Cunninghamがランで強さを見せた。バイクトップで上がったChris LIetoは、いつも通りランで落ちてしまい、7位で終わってしまった。
Bevan Dochertyは、フィニッシュ後インタビューで、「このレースで勝てるかは、全然分からなかったよ。12年ぶりのハーフアイアンマンレースだったから、ペースがまったくわからなかったよ。最後の4キロで、かなり調子がよくなったから、ランスに追い付いてよかった。」と言っている。
トップ4の平均年齢40歳前後で、トライアスロン界ベテラン揃いのレースであり、オリンピックディスタンス出身の選手達の活躍が目立つ中、今回のLance Armstrongへの期待がさらに高まった大会でもある。
リザルト
1.Bevan Docherty
00:18:54 | 02:14:37 | 01:12:50 | 03:50:13 |
2.Lance Armstrong
00:19:22 | 02:10:18 | 01:17:01 | 03:50:55 |
3.Richie Cunningham
00:19:19 | 02:14:35 | 01:15:35 | 03:52:59 |
4.Rasmus Henning
00:19:00 | 02:13:47 | 01:16:51 | 03:53:38 |
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