2018 Ironman世界選手権プレビュー:プロ女子

世界トップ4

3連覇中の世界王者スイス代表ダニエラ・リフが、4連覇とコースレコード更新に向けて帰ってくる。今年の70.3世界では、敵う相手はいないというほど、速さを見せて優勝した。現在マウイ島で、レースに向けて、最終調整し、これまでで一番のコンディションだ。一番の強みである4時間50分切りのバイクから、今年はラン2時間50分切りを目指し、新たなコースレコード更新に大きく期待。

エイジからプロ2年目ながらも、ハワイ初出場2位で、多くの人を驚かせたイギリス代表ルーシー・チャールズが、今年は優勝を目指す。元五輪候補スイマーとして活躍し、そのスイムの速さは異常だ。去年のトップスイムリーダーであるプロ男子のジョシュ・アンバーガーと同等のタイムで、先日コナで行われた3.8キロのオープンウォータートレーニングスイム大会で、アンバーガーに1秒遅れの47分9秒で、総合2位入賞。バイクとランも順調に仕上がってきているので、今年も見逃せない若手選手だ。

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元世界水泳選手のイギリス代表ルーシー・チャールズが、スイムレコード更新の可能性あり

去年は相当な勢いで、各地区選手権で優勝してきたオーストラリア代表サラ・クローリーが優勝を目指す。いままで不得意なスイムを大幅に強化して、いまではトップ集団でスイムフィニッシュをできるようになった。粘り強いバイクとランで、去年のハワイでは、順位をうまく上げ3位でフィニッシュした。今年は、怪我の影響もあり、思うようなシーズンを送れていないが、ハワイに向けて万全なコンデイションで仕上げてきているので、トップ3争いに必ず絡んでくるだろう。

アメリカ代表で唯一のトップ5入りを果たしている、去年世界4位のヘザー・ジャクソンにも注目だ。過去にハワイで3位入りをしているが、これまでランで苦しみ、トップ2を逃すてきた。バイクを得意としているので、スイムの遅れを抑えることができれば、ランでうまく実力を発揮できれば、再度トップ3の成績を狙える。

ITU五輪代表組

ITUのワールドシリーズでも、優勝した経験のある2度五輪出場ドイツ代表アンネ・ハグが、アイアンマン界へと転向してきた。今年の70.3レースでも、プロ男子並みのランスピードで、1時間14分で走るなど、次々と優勝を重ねた。初アイアンマンレースとなったフランクフルトでは、弱点であるバイクが大きく影響し優勝には届かなかったが、4位という結果で終えた。まだ、アイアンマン界ではルーキーとして、本当のポテンシャルを発揮してないので、初出場のハワイで、どういうパフォーマンスを見せてくれるかに注目だ。

五輪代表を経て、70.3レースでは、多くの優勝を重ねているデンマーク代表ヘリー・フレドリクセンが、ようやくハワイ初出場を果たす。ここ数年怪我を重ねてきて、世界選手権の出場から遠のいていた。3種目ともスピードを持ちバランスが取れた選手なので、怪我の回復次第で、トップ争いに絡んでくるだろう。

ロンドン五輪4位のITU出身の選手であるアメリカ代表サラ・トゥルーも、アイアンマンへ転向しハワイ初出場を決めた。まだ、ロングのレースに慣れてない中で、手探りしながら、ゆっくりとロング思考へとシフトしようとしている。その甲斐があり、アイアンマン・フランクフルトでは、リフに次いで2位入賞した。バイクでは、まだ本当の実力を発揮できていないので、ハワイでは持ち味のランで粘れればトップ10入りに期待できる。

産休カムバック

4度ハワイ世界王者であるオーストラリア代表ミリンダ・カーフレイが、去年の産休から、今年早速アイアンマンレースへと戻ってきた。言わずと知れたランスピードは、いまも加速中で、現在2時間50分切りの走りができるコンディションまで持ってきていると言っていた。弱点のスイムとバイクでうまく差を広げさせすぎなければ、再度優勝も必ず見えてくる。

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初出場となった2015年ハワイ世界3位入賞したイギリス代表リズ・ブラッチフォードが帰ってくる。急な出産報告で、2年間静かに生活を送っていたが、急遽8月のアイアンマン・モントトレンブラント出場し優勝。まだ、完全復活という状態ではないが、経験活かしたパフォーマンスで、トップへと上がってくるだろう。

エイジから始めたアイアンマンレースも50以上を重ね、40歳のベテラン選手となっているアメリカ代表メレディス・ケスラーも、ハワイへの切符を得た。これまでハワイでは、バイククラッシュや怪我などの問題続きで、ベストなパフォーマンスを未だに発揮できていない。産後は、いまいちまだ元のパフォーマンスが戻りきれていないが、先頭でレースを進められる実力がある選手なので見逃せない。

ルーキー選手

今年のアイアンマン・ブラジルとボルダーで優勝し、急遽その存在を世界へと知らしめたいカナダ代表クリスティー・ジャンにも、ルーキー選手として注目が集まる。大学では特待生としてクロスカントリーランに励み、他にもスイム、ホッケー、バスケ、水球、サッカー、マウンテンバイクと数々のスポーツを通して、最終的にトライアスロンのプロへの道を選んだ。現在ではダニエラと同じコーチのブレット・サットンの下でトレーニングを積み、すぐさま結果を出し始めた。ランを相当な得意とし、今年のハワイでは、どういったパフォーマンスを見せてくれるのかに期待したい。

ITU出身で、去年からロングへ転向したイギリス代表エマ・ポーラントに注目だ。70.3レースでは、その強さを証明し、数々の入賞を重ねてきた。2017年の70.3世界で、得意であるランで2位で終えた。アイアンマンレースでは、優勝はなく、まだパフォーマンス不足な所がある。ハワイでは、ルーキーとしてランでどういう走りを見せてくれるかが注目だ。

トップフィニッシュ予想

1.ダニエラ・リフ

2.ルーシー・チャールズ

3.ミリンダ・カーフレイ

4.サラ・クローリー

5.クリスティー・ジャン

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