Ironman Wales(イギリス)
プロ男子:アメリカ西海岸有名レースのワイルドフラワートライアスロン5度王者であるアメリカ代表Jesse Thomas(ジェシー・トーマス)が、初挑戦となるアイアンマンレースで初優勝した。スイムでは、ITU出身のイギリス代表Harry Whitshireが51分台で先行するものの、3分遅れでトーマスがバイクで追いかける展開となる。タフなバイクコースながらも、バイクを得意とするドイツ代表Markus Thomschke(マーカス・トムシュック)が、スイムでの6分遅れを、トップバイクラップ4時間57分で走りきり最初にランスタート。しかし、ランではトーマスの速さが上回り、そのままマラソンでは、順位を譲ることなく、トーマスが初優勝を果たした。2位には、スイムで遅れたもののランナーアップでクロアチア代表Andrej Vistica(アンドレ・ビィスティカが6分遅れで入賞し、トムシックが3位でレースを終えた。
プロ女子:先週末のアイアンマン70.3世界選手権で3位入賞したドイツ代表Anja Beranek(アンニャ・バーネック)が、大幅な差をつけウェールズにて優勝。スイムから強さを見せるバーネックは54分台で、バイクへと移った後も、先頭を譲ることなく、2位以降に差を広げていった。ランスタート時には、2位のオランダ代表Tineke Van Den Berg(ティネク・バンデンバーグ)に30分以上の差をつけ、順調なペースを刻んだバーネックが、ウェールズで初優勝した。3位には、ランで追い上げたドイツ代表Katja Konschak(カティヤ・コンシャック)が入賞した。
Ironman 70.3 Sunshine Coase(オーストラリア)
プロ男子:来年の70.3世界選手権の開催地に決定されているサンシャインコーストで、多くの強豪を抑え地元オーストラリア代表Tim Van Verkel(ティム・バンバーケル)が入賞した。高速オーストラリア代表スイマーたちが、22分台でトップフィニッシュし、その中にはニュージーランド代表Terenzo Bozzone(テレンゾ・ボゾーニ)やオーストラリア代表Luke McKenzine(ルーク・マッケンジー)などハワイ出場を控えた選手たちが含まれていた。バイクでは、やはりマッケンジーが先頭を行くが、バンバーケルもそのスピードについていった。5人のパックでバイクをフィニッシュし、残りはラン勝負となり、ここでバンバーケルが強さを見せた。バンバーケルが、トップランラップ1時間13分で走りきり、ハワイに向けての万全の調整を見せる優勝を果たした。2位には、2分遅れでマッケンジーが入賞し、3位にボゾーニがフィニッシュした。
プロ女子:ハワイのアイアンマン世界選手権に向けて好調さを見せるスイス代表Caroline Steffen(キャロライン・シュテフェン)が、バイクとランで強さを見せ優勝。スイムでは、70.3アジアパシフィック王者オーストラリア代表Annabel Luxford(アナベル・ラクスフォード)や チェコ代表オリンピアンRadka Vodickova(ライカ・ボディコバ)が先導していた。バイクでは、シュテフェンがリードを取るものの、ラクスフォードも食らいついてランスタートとなった。ランでは、成長したスピードを見せたシュテフェンが、1時間18分で走り、2位のラクスフォードに2分半をつけて優勝した。3位には、バイクで遅れたもののランで粘ったボディコバが入賞。
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