2013 Ironman 70.3 California Oceanside プレビュー

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毎年売れ切り必死の大人気レースの一つである、2013 Ironman 70.3 Oceansideが、アメリカ・カリフォルニア州オーシャンサイドにて今週末開催される。多少気温が寒い中開催され、比較的水温が低い中でのスイムやその後のタフなバイクコースが選手を蝕む、4月初めのレースとして、丁度オフシーズン明けに、今年の力試しにと出場する選手が多いのが特徴だ。多くのプロ選手が出場をすることで、会場のエキスポの豪華さやその出店ブランドも非常に多く、アメリカ国内の1発目の大会として、とてもにぎやかなレースになっている。

プロ男子

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前年度王者であるアメリカ代表Andy Potts(アンディー・ポッツ)が、シーズンオープナーとしてこのレースで初戦を飾るが、毎年出場し5連覇を果たしている先日開催されたEscape from Alcatrazをスキップし、今回この得意なコースであるOceansideに、目標を定めて来た。スーパースイマーとしての実力プラス、ショートからロングまで対応できる彼のスピードと持久力が更に成長しているのなら、ここでの優勝は確実に取ってくるだろう。

だが、そのPottsに立ちふさがる選手に、同郷勢のアメリカ代表Timothy O’Donnell(ティモシー・オドネル)、Matty Reed(マティー・リード)、Jesse Thomas(ジェシー・トーマス)等が自国のタイトルを狙うだろう。O’Donnellは、先日のIronman 70.3 San Juanにて、悔しくも3位に終わってしまったが、彼のパフォーマンスレベルはかなり上がってきている様に見える。そして、Escape from Alcatrazへ出場をしたThomasは、あの強豪フィールドの中で3位入賞等、バイクとランのコンボでも強さを証明し、去年この大会で2位入賞という実績があるので、かなり注目したい。

しかし、ここのフィールドに達一番の強豪選手は、先日のAbu Dhabi Triathlonにて優勝したベルギー代表Fredrik Van Lierde(フレドリック・バンリエルデ)だろう。去年のIM世界選手権にて3位に入賞する等、200キロバイクの後の1時間12分のハーフマラソンの実力は実証済みであり、現在絶好調なパフォーマンスレベルにいる彼が、どういう展開を見せ優勝まで自身を導くかが見所だ。

そして、他のヨーロッパ出身勢として、Abu Dhabi Triathlonではリタイアしたものの、その実力を秘めているドイツ代表Andi Bocherer(アンディ・ボシャアー)やIMスイス5度王者であり、バイクとランともに自信のあるスイス代表Roonie Schildknecht(ルーニー・シュードネット)も出場し、今年の良さを発揮できる場として、ここでのタイトルを狙ってくるだろう。さらに、Ironman 70.3 San Juanにて2位でフィニッシュした、現在注目しているフランス代表Bertrand Billard(バートランド・ビラード)の実力も3種目共に強い選手として、優勝候補から外していけない選手だろう。

この中で、再度チャレンジを果たす、ロンドンオリンピアンのオーストラリア代表Brad Kahlefeldt(ブラッド・カーフェルド)も出場を決める。ITUコースからロングの世界へ今年から動き始めたが、メカトラブルやドラフティングペナルティー等で、思う様なレース展開をできていたい傾向にあったが、ショートでのスピードを活かし、バイクでトップ集団に付くことができれば、彼のランスピードに勝る選手はそうはいないだろう。そして、同じくオセアニア勢として、その頭角をEscape from Alcatrazで2位入賞する快挙を果たした、ニュージーランド代表Graham O’Grady(グラハム・オグラディー)にも要注意だ。トップスイマーでもあり、バイクの強さも他の選手に勝るスピードと力を持つことから、彼がバイクで逃げ切る様な展開が起これば、ランでそのまま優勝まで突っ走るだろう。

プロ女子

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前年度王者であるカナダ代表Melanie McQuaid(メラニー・マクイッド)もこのフィールドに帰ってくる。オフロードトライアスロンXterra出場する等マルチな才能を持つ彼女が、去年の様に最速バイクラップでそのままランで逃げ切るスタイルが通用するのであれば、去年と変わらないこの選手層では最も優勝に近い存在だ。

だが、その彼女に立ちはだかるのが、今年最も調子が良いとされる、アメリカ代表Heather Jackson(ヘザー・ジャクソン)だ。先日のEscape from Alcatrazをシーズンデビュー戦として参戦し、スイムでの大幅な遅れを最速バイクとランで優勝まで走り切り、ロンドンオリンピック4位の同郷Sarah Groff(サラ・グロフ)を負かした。特に、ランでの成長が著しくスピードアップし、どんなスイムの遅れでも、いつでも取り返しが付けるパフォーマンス力を持っているので、ここでの去年2位に続いて、今年はもちろん優勝を狙うだろう。

そして、シーズン初めからあまり調子が出ていない、オーストラリア代表Mirinda Carfrae(ミリンダ・カーフレイ)も、2010IM世界王者として、このフィールドで優勝を狙ってくる。先日のIronman 70.3 San Juanでは、14位に終わる等、うまく波に乗れていない様子だが、今回そこをうまく調整して、オフシーズンで実力を付けてきたバイクの強さを発揮し、そのまま得意のランで駆け抜ける姿を見たい所だ。

ロングディスタンスでは、常にトップランキングの位置にいる、イギリス代表Rachael Joyce(レイチェル・ジョイス)も外せない。去年は、Ironman 70.3 KansasMusokaにて優勝を重ね、ハーフディスタンスでの強さも発揮していたが、去年のIM世界選手権では、思ったようなパフォーマンスができずにいた。今年は、この強豪が集まるフィールドにて、どれだけパワーアップしているか証明してくれるパフォーマンスを優勝という形で見せつけてくれるだろう。

ここでの一番の要注意人物は、先日1月に開催されたIronman 70.3 Aucklandのアジアパシフィック地区王者に輝いた、オーストラリア代表Annabel Luxford(アナベル・ラクスフォード)が危険人物だ。ショート上がりの選手であり、ロングディスタンス界の強豪選手達を置きざりにし、スイムからランまでずっと先頭を走り逃げ切るようなスピードを持つので、一度スタートラインに立たせた以上、フィニッシュまでスピードを落とさずに、優勝を目指して突っ走るだろう。

 

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