今年初開催されたIronman Melbourneが発表される前までは、オーストラリア勢にとって歴史のあるレースロケーションであり人気のあったオーストラリアのPort Macquarieにて、今年も2012 Ironman Australiaが開催される。
長年、歴代アイアンマンチャンピオンのPeter Reid、Chris McCormack、Tim Deboom、Normann Stadler、Chrissie Wellington、Lori Bowden、Paula Newby Fraser、Greg Welch、Michelle Jones達のハワイ世界王者を含む選手達を排出してきた大会であり、今年もどの選手が優勝を手にするかが、世界選手権でも期待の存在になるだろう。
毎年に比べてプロ男女合わせて11人ほどの小さなフィールドだが、これから飛躍をかける選手達が、コナへのチケットを得るために、高いポイントと優勝を狙いくる。
プロ男子
去年から、ロングとハーフディスタンスにて、大きくその存在を示してきた、2011 Ironman 70.3 Busselton覇者でオーストラリア代表のTim Berkel(ティム・バーケル)に優勝の期待がかかる。ローカル選手として、ゼッケン1を付け、とてもローカル住民から期待されている存在だ。特に、2011 Challenge Copenhargen勝利で見せた、ランでの追い上げをこの大会でも見せつけ、今シーズン始めのアイアンマン・ディスタンスレースでそのポテンシャルを見せてくれる。
2010 Ironman Lousvilleで優勝を飾った後は、目立つ優勝をのがして来た、オーストラリア代表でChris McCormackのトレーニングパートナーでもあるPaul Ambrose(ポール・アンブローズ)も注目だ。そのポテンシャルと実力は、今年のAbu Dhabi Triathlonでも、バイクパートでの驚異的な追い上げを見せつけ、トップ通過し、3種目共にバランスの取れた選手であるにで、コンスタントにレースを進めれば優勝も確実だろう。
元デュアスロン世界王者で、70.3レースにて大きな成果を遂げ始めているオーストラリア代表Leon Griffin(レオン・グリフィン)も、現在模索中のアイアンマン・ディスタンスでの勝利の方法をこのフィールドで見せるだろう。得意のバイクとランのコンビネーションで、どこまで差を開き、そのポテンシャルをロングディスタンスで証明できるかが注目だ。
ダークホースとしての存在として注目されているのが、ベテランであるオーストラリア代表Jason Shortis(ジェイソン・ショーティス)が、このフィールドでベテランとしての経験をどう活かして行けるかがトップ争いのキーとなる。
プロ女子
アメリカ代表Hilary Biscay(ヒラリー・ビスケイ)が、このフィールドの中で一番の優勝有力者だろう。昨シーズンは、優勝を逃すものの4つのアイアンマンレースにて、3つのトップ5入りを果たしており、コンスタントなレース展開をする選手である。練習パートナーでありプロトライアスリートの夫であるドイツ代表Maik Twelsekと共に、生活をし練習をしていることから、この新しいライフスタイルが今シーズンのパフォーマンスに影響し優勝まで導いてくれるだろう。
現在プロとして成長過程にあるオーストラリア代表Michelle Mitchell(ミケリー・ミシェル)も、優勝を狙いに行く選手として外せない新人だ。2011 Challenge Barcelonaを優勝した経歴もあり、毎年その実力を見せ始めている選手なので、この少人数のプロフィールドにて、他の選手達と互角のレース展開をし、さらなる飛躍をするために、この自国のオーストラリアにて勝利を狙う。
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