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2012 Ironman South Africa ハイライト

今年で、8回目を迎える南アメリカのポートエリザベスで開催された、2012 Ironman South Africa、過去にイギリス代表で4度アイアンマン世界王者のChrissie Wellingtonが、アイアンマンコースレコードを弾き出したレースとして注目を浴び、今回も誰が優勝するか予想が付かない展開が生まれ、プロ男子、スペイン代表Clemente Alonso-McKernan(クレメンテ・アロンソマッカーナン)とプロ女子、スイス代表Natasha Badmann(ナターシャ・バドマン)が、優勝を飾った。

レース当日スタート前から、雨と激しい風の影響で、スイムスタートが危ぶまれたようだが、レースが進むにつれ、天候も徐々に良くなってきた。だが、バイクパートでは、3周回の往路での、強い風が多くのアスリートにとって障害になり、全体的にもスイムとバイクパートに関しては、他の大会に比べて相当タイムが遅いようだ。ランパートについては、気候的にも走りやすい環境に変わったため、とても走りやすい状態だったと思われる。

プロ男子

レース前の予想では、トップ15入りしている、スイス代表Mike Arigoz、南アフリカ代表Raynald Tissink、ドイツ代表Andi Bocherer、フランス代表Cyril Viennotの間での優勝争いが行われると思われていた。

風と雨と荒波の中でのスイムがスタートし、通常のスイムタイムより遅く、最初にスペイン代表Clemente Alonso-McKernanが、54:53でスイムトップで上がり、そのすぐ後ろにドイツ代表Andi Bochererが続いた。その後大幅に3分程の差を開き、南アフリカ代表Kent HornerMike ArigozCyril Viennotがトランジションへ向かった。

ここで、バイクで差を広げたいAndi Bochererが、得意のバイクパートで、この向かい風の中、早速引き離しにかかった。後ろから追ってくるClemente Alonso-McKernanCyril Viennotに、すぐ2分以上の差を開き、途中4分くらいの差も開いたが、風の影響とここで脚を使いすぎたことで、2分差まで再度縮められた。

最初に、Andi Bochererがトランジションに入り、バイクタイム4:44:04のベストでフィニッシュし、その後2分後に、Clemente Alonso-McKernanCyril Viennotが同時にバイクフィニッシュした。

ランを得意とし、サブ2:50マラソンを走れるClemente Alonso-McKernanCyril Viennotが、今までサブ3ペースのマラソンを走るAndi Bochererを追いかける展開が始まった。以外にも、調子の良いと思われたAndi Bochererとの差は、縮められずにいたが、18キロ地点で、バイクでの頑張りが響き、Andi Bocherer燃え尽きてしまいリタイアに終わってしまった。

そして、この事態から、トップを行くClemente Alonso-McKernanCyril Viennotの勝負に行方が向かったが、かなりいいペースを行くClemente Alonso-McKernanが、徐々に2位との差を開き始め、最終的にランタイム2:46で、アイアンマン大会にてスペイン代表Clemente Alonso-McKernanが、初優勝を飾ることができた。2位には、フランス代表Cyril Viennotと3位にスイス代表Mike Arigozが入賞した。

1.Clemente Alonso-McKernan(スペイン)

00:54:53 04:48:52 02:46:15 08:34:45

2.Cyril Viennot(フランス)

00:59:54 04:43:59 02:54:07 08:41:48

3.Mike Arigoz(スイス)

00:57:59 04:48:02 02:55:55 08:46:04

4.Markus Fachbach(ドイツ)

01:00:15 04:51:17 03:00:49 08:57:21

5.Trevor Delsaut(フランス)

01:02:56 04:51:03 03:04:57 09:03:03

プロ女子

プロ女子も同じ様なコンディションの中、比較的遅いタイムで、最初にスイス代表Simone Braendliが、1:00:04でトップで上がり、その後に続いて、スペイン代表Virginia Berasateguiが3分遅れ、南アフリカ代表Dianne McEwanが7分遅れ、ドイツ代表Diana Reislerは12分遅れ、そして、スイス代表で元世界王者のNatasha Badmannに関しては、14分遅れのラストスイマーとして、バイクパートに入った。

ここからバイクパートでの展開は、トップを行くSimone Braendliが後続の選手にどれだけ差をつけられるかで、後ろから優勝を狙うVirginia Berasateguiがどれだけ差を縮めてランでの良いパフォーマンスを見せられるかが注目だった。60キロ地点までの二人の差は、3分程だったが、徐々にSimone Braendliが差を開き、120キロ地点では、11分も開いていた。

だが、ここでの戦いはこの二人だけではなく、驚異的なバイクスピードで追いかけるNatasha Badmannが、先を行く選手を次々と抜かし、最終的には、バイク終了時2位まで上げ、バイクラップトップの05:14:54で、他の選手を魅了した。

さらに、思っていないような展開が新たに始まり、Natasha Badmannがこのままランでペースをキープし、トップを行くSimone Braendliを抜かすことができるのかが、更なる注目になった。トランジション時点では、2人の差は、9分だったが、9キロ地点で5分、そして、最終的に、23キロ地点で、Natasha Badmannが追いつき、トップを走り始めた。

そのままのペースで、後ろから誰もこの6度アイアンマン世界王者のスイス・スターを止められることはなく、スイス代表Natasha Badmannが、45歳という年で、この南アフリカのフィールドにて、2007年ぶりに、4回目のアイアンマン南アフリカ王者に返り咲いた。2位には、同郷スイス代表Simone Braendliがフィニッシュし、3位にドイツ代表Diana Reislerが入賞した。

1.Natasha Badman(スイス)

01:14:43 05:14:55 03:12:02 09:47:10

2.Simone Braendli(スイス)

01:00:04 05:23:51 03:23:40 09:52:26

3.Diana Reisler(ドイツ)

01:12:27 05:26:57 03:17:14 10:01:14

4.Dianne McEwan(南アフリカ)

01:07:41 05:37:37 03:18:14 10:07:55

5.Susan Dietrich(ドイツ)

01:07:34 05:36:41 03:19:33 10:08:02

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