先日、アメリカで放送されたCompetitor Radioにて、2007年と2010年アイアンマン世界王者であるChris “Macca” McCormackとトライアスロン界ご意見番のBob Babbitとのラジオ対談にて、驚きの内容をMaccaが発表した。
当初のアイデアとしては、7度ツールドフランス覇者のLance Armstrongが、去年にトライアスロン復帰すると言う発言の1年前くらいから、Macca側から、『もし、トライアスロン界にくるということなら、勝負しないか?俺は、アイアンマン世界チャンピオンだぜ。』という挑発から始まり、一対一で、距離を選んで、最後にスプリントフィニッシュできるようなレースをしよう、という考えで、オーストラリアのハミルトン諸島を開催地として、オーストラリア政府も多額の資金を提供するという意向もあった。スイム2キロ、バイク64キロ、ラン14キロというディスタンスで行うことで合意したつもりだったが、最終的にArmstrong側から、その件については、何もなかったかのように、手を引いてしまった。
だが、すでにスポンサーシップの関係で、この大規模なレースを開催するという方向に向かうということに際し、今年Lance Armstrongがアイアンマンに復活したということで、2人の対決はなくなったが、何かしらできるだろうと提案を出した。
オーストラリアのクイーンズランド政府もこのプランについて好意を持っており、すでに二人の対決で予定していた多額の資金を何かに使えないかということで、6人のベストトライアスリートと6人のベストサイクリストの間で対決をして、どちらが最強か決着を付けようということになった。
プロトライアスリート代表
トライアスロン界最速バイクライダー、アメリカ代表Chris Lieto(クリス・リエト)
2007、2010年アイアンマン世界王者、オーストラリア代表Chris McCormack(クリス・マッコーマック)
アメリカ地域アイアンマンコースレコード保持者、スイス代表Ronnie Schildknecht(ルーニー・シュードネット)
2011年ITUロングディスタンス世界王者、アメリカ代表Jordan Rapp(ジョーダン・ラップ)
2008年アイアンマン70.3世界王者、ニュージーランド代表Terenzo Bozzone(テレンゾ・ボゾーニ)
2008、2009、2011年アイアンマン世界王者、オーストラリア代表Craig Alexander(クレッグ・アレキサンダー)
プロサイクリスト代表
7度ツールドフランス覇者、アメリカ代表Lance Armstrong(ランス・アームストロング)
今年からBMCライダーで、数々のヨーロッパロードレースにて、ステージ優勝を重ねている、ベルギー代表Philippe Gilbert(フィリップ・ギルバート)
アメリカ国内のロードレースで総合優勝を勝ち取っており、タイムトライアルを得意とする、アメリカ代表Levi Leipheimer(リーバイ・レイファーマー)
Lance Armstrongの右腕として現役時代支えてきた、現BMCライダーのアメリカ代表George Hincapie(ジョージ・ヒンカピー)
オーストラリア代表プロサイクリストとして、Robbie McEwan (ロビー・マッキーワン)
言わずと名の知れたタイムトライアル最速サイクリスト、Fabian Cancellara(ファビアン・カンチェララ)
以上のメンバーで、12月にオーストラリア、北クイーンズランドのハミルトン島にて、3日間のイベントとして、チームタイムトライアル、ロードレース、クライテリアムの内容で開催を予定している。更なるアップデートに期待したい。
さらに、このインタビューで、Chris McCormackは、オリンピック代表に選出されるか否かわからないが、今年のアイアンマンハワイとアイアンマン70.3ラスベガスへの出場は目指すつもりでいるようなので、彼の動向にこれからも注目が湧いている。
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