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2012 Ironman 70.3 Singapore プレビュー

アジア圏のシーズン初めのレースの一つとして、Craig AlexanderChris McCormackPete JacobsKris GemmellCaroline Steffen等多くのトッププロを過去に迎えてきた、今年で6年目の2012年Ironman 70.3 シンガポールが、今週末3月18日に開催される。

アジア圏では、人気のレースの一つとして、毎年エントリーがいっぱいでソールドアウトになるほど、評価が高いレースだと伺える。だが、レース自体とても気温も熱く湿度が高いという気候の中で、とてもフラットコースならではの速いレース展開が予想される。今回は、アイアンマン・メルボルンを選択した選手達が多い中、比較的にレース自体の競争率は低いため、スロットやプロポイント稼ぎとしてはかなり有効なレースになると思われる。そして、路面が良くなり、バイクコースに関しては、平年からの多少の変更があるようだ。

プロ男子

今年のプロの出場選手も、例年通りにITUのオリンピックディスタンスを得意とする選手達が数名いる中、70.3レースを主に出場している選手の一気打ちになるだろう。

今回このフィールドで優勝候補と上げられる選手は、イタリア代表のAlessandro Degasperi(アレサンドロ・デガスペーリ)が要注意人物だろう。最近初開催された2012年Ironman 70.3 Sri Lankaにて3位に入賞し、2011年の70.3レースでは、数々のトップ5入りを果たしている。

2011年アイアンマン70.3コリアで優勝を果たした、ニュージーランド代表のGuy Crawford(ガイ・クロウフォード)も注目だろう。エイジからプロに転向した一人で、特に目立つ活躍は、2011年以前なかったが、アジア圏のレースに頻繁に参戦し、毎年徐々にレベルを上げてきている選手の一人だ。

また、現在成長段階にいる若者達で、オーストラリアのローカルレース等で活躍しているOllie WhistlerChristian Kempも見逃せない選手達だ。特に、Christian Kempに関してはスプリントレース等にて優勝を飾る程のハイスピードを兼ね備えており、両選手共に70.3レースでもトップ5に入る実力をもつ選手だ。

そして、日本で宮古島トライアスロン大会に出場経験もあり、アメリカ代表のTim Marrもハワイ出身の選手で、優勝するポテンシャルを持つ選手である。得意のスイムで泳ぎきり、今年一からハワイの出場を陰から狙う選手でもあるので注目だ。

そして、この他にITUのオリンピックディスタンスで活躍している、ロシア代表のDenis Vasilievやオーストラリア代表のJosh Ambergerもショートのスピードを持つ選手として要注意人物だ。過去に、あのオリンピックディスタンスで活躍しているニュージーランドのスターであるKris GemmellBevan Dochertyが、70.3レースに参加し優勝を勝ち取るというシナリオがあるので、無名な選手でも見逃せない存在である。

日本からは、SunnyFishKodo HiramatsuTadashi Iidaが日本代表として出場する。オフシーズン明けの初70.3レースとして、毎年どれだけ実力を上げてきているが注目される選手だ。

プロ女子

この女子フィールドで一番注目される存在になっているのは、去年のこの大会の優勝者で、2011年中にアイアンマン大会を3度優勝し、ハワイでは思ったようなパフォーマンスができなかったが、新人選手として飛び出してきた、Team TBBから、アメリカ代表Mary Beth Ellisが優勝候補に上げられる。比較的身長が低い選手だが、その肉体から繰り出す、粘り強いランと総合的な3種目のバランスを兼ね持ち、スピードを要する70.3レースに向いている選手だろう。今回、怪我を乗り越えてどこまで実力を上げてきているかが期待である。

そして、2012年アイアンマン(70.3)ニュージーランドにて2位でフィニッシュした、オーストラリア代表Kate Bevalaquaも早々参戦する。ニュージーランドの大会みたいに、トップとの差をつけられずに、ランを強みとしている選手なので、スイムとバイクである程度のトップとの差を縮められることができれば、優勝の可能性はありだ。

アイアンマン70.3常滑大会にも出場経験があるMichelle Wuもオーストラリア代表として、優勝を狙う。2011年は、70.3世界選手権でもトップ10に入ることはできずにいたが、今年は国内のスプリント大会で優勝する等、更なる体力の向上をしてきているに違いない。

ITUアスリートとしてオーストラリア国内で活躍してきた、Irina Kirchlerも外せない選手である。やはり、オリンピックディスタンスならではのスピード感をこの70.3レースにも生かし、この初参戦のレースで、どこまで粘れるかが優勝の鍵となるだろう。

予想

今回、ITU出身の選手やオーストラリアのローカルプロ選手等、あまり聞かれない名前が多い中、体力レベル的にもに近い選手が多いので、誰が勝つかは難しい所だ。だが、男子はやはりトップフィールドで争ってきた経験のあるイタリア代表Alessandro Degasperi注目であり、その他にITU出身の高速選手達に要注意だ。

女子は、ハワイ出場もし70.3レースの経験豊富なKate Bevalaquaと1年間で3度アイアンマンタイトルを取った新人で期待の選手であるMary Beth Ellisの二人の戦いになると予想される。そして、このフィールドでも初70.3レースをするIrina Kirchlerもダークホースとして注目したい。

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