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WTCとUSM Eventsが提携へ

本日、WTC(ワールドトライアスロン社)が、エイジグループランキング制度に加えて、また更なる発表をした。

オーストラリアの大元イベント会社のUSM Eventsが、WTCに買収された。だが、すべてのUSM events管轄のレースが、WTC主催のアイアンマンブランドに変わるわけではないが、伝統のある有名レースやITU関連レース等は、そのままのイベントスタイルで行われると発表した。

USM Eventsとは?

オーストラリア国内の大型レースを管轄する国内最大のイベント会社である。1983年に創立し、昔ながら開催しているNoosaやGeelongトライアスロン等、有名な伝統レースを開催し続けて、2006年には、USM Eventsを含め2大スポーツマネージメント会社の一つであったDefinitive Eventと合併した。現在では、トライアスロン、サイクリング、ランニング等のオーストラリア国内のメジャー大会やスポーツフェスティバル等を管轄し運営している。

主な国内トライアスロンレース

Geelong Multi Sports Festival

オーストラリア国内のレースで、2番目に大きいトライアスロンフェスティバルであり、3日間に大規模トライアスロン大会3つの他に、キッズトライアスロン、オーシャンスイムやランイベント等フェスティバル形式で、毎年2月に開催されている。

Urban 2.80.20 ー大会タイトルの2.80.20を見た通り、スイム2K、バイク80K、ラン20Kという距離設定で行われる、ハーフアイアンマンに近い大会である。アイアンマンの有名プロ選手がシーズン初めのレースででることがとても多い。

Geelong Olympic Distance ースイム1.5K、バイク40K、ラン10Kのオリンピックディスタンスレースである。

ITU Sprint Triathlon Oceania Cupー世界トライアスロン連合による、オリンピックディスタンスの半分の距離である、スプリント・トライアスロンのオセアニアカップ。毎年、オーストラアを代表する有名プロを主に、オリンピック選手等が出場をし盛り上がっている。2011年と2012年の女子のレースでは、Emma Moffatが連覇をしている。

Mooloolaba Triathlon Festival

毎年3月上旬の3日間に、ITUワールドカップとITUオセアニアカップの両方が開かれ、オリンピックディスタンス大会をメインに、エイジグループのレースも開催されている。こちらのレースも、トライアスロンだけではなく、5Kのランニングイベント、オープンウォーターやキッズトライアスロンも開催している。

Cairns Adventure Festival

今年は、5月の最終週に行われる5日間を通して、10つのイベントが開催され、最高に景色が奇麗な海岸沿いを走る人気のある大会だ。メインイベントは、アイアンマンディスタンスのChallenge CairnsとGeelong同様の距離である2.80.20レースがとても盛り上がっている。毎年トッププロが出場し、去年は、Chris McCormackが優勝をし話題になった。その他にも、Coral Coast Triathlon(オリンピックディスタンス)、ジュニアトライアスロン、オープンウォーター・スイミング、チャリティーランニング、マウンテンバイクレース、カヌー競技、スポーツ展示会等、幅広く開催され、毎年大変盛り上がっているフェスティバルである。

Noosa Triathlon Multi Sport Festival

メインイベントで、ドラフティングなしのオリンピックディスタンスで行われるNoosa Traithlon大会とその他に、3つのサイクリングイベントやアシックス協賛のランニングイベント等、他のフェスティバル同様に、たくさんのイベントを抱えている。Noosa Triathlonは、オーストラリアでは、80年代から歴史があるレースであり、毎年ショートやロングの選手に限らず、トッププロが参戦し接戦が繰り広げられている。過去に、2011年IM70.3世界女子王者のMellisa Rollisonが優勝し、オリンピックアスリートのCoutney Atkinson、Craig WaltonやEmma Snowsill、そしてアイアンマンハワイで優勝経のあるChris McCormackも歴代優勝者である。

その他

この他にも、ITU関連のシドニーでの世界選手権やゴールドコーストトライアスロン、ゲータレード・トライアスロンシリーズ大会等、大変多数の大会が年中開催されているのがわかる。

WTC将来の意図

買収の意図としては、アジアパシフィック圏のアイアンマンイベントが少なくなっている低迷傾向にいる中、USMEventsとWTCの連携したレースイベント作りや、アメリカのフロリダ・タンパに本部拠点を置くWTCのマネージメントが行き届く様に、アジアパシフィックのマネージメントを着実に総括するためと、これからのアジア圏のレースを増やし盛り上げて行こうという目的がある。

過去に、アジア圏で行われたアイアンマンレースでは、アイアンマンコリアやマレーシア、チャイナにて、道路規制等の多数の問題が多発しており、レース自体のマネージメントがしっかりされておらず手が回っていなかった。こういう見解から、フロリダ・タンパに本社を持つWTCは、オーストラリアというアジアに近い土地にアジアパシフィック管轄支部を置くつもりで、今回USMEventと連携を組んで、これから新しいアジア圏のレースを模索するつもりである。

これからのWTCとUSM Events提携後、アジア圏での大きな動きにとても注目である。

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