2012 Ironman 70.3 Sri Lankaプレビュー

先週末、初開催のIM70.3Panamaの熱が冷め上がらぬ中、アジア圏であるインド洋に近いコロンボのスリランカで、Ironman 70.3 Sri Lanka5150レース(オリンピックディスタンス)が同時初開催される。

比較的新しい国や文化から、まだトライアスロンという競技に関しては、浸透してない部分があるが、この大会を通じてトライアスロンというのはどういう物かとその良さをこの大会を通じてアジア圏の人々に伝えていくことが、一番の目的だろう。

コースは、しっかり信号等止めて規制され安全が確保され、ほとんどフラットなコースなので高速コースになるが、気温や湿度が大変高いため、スイムはウェットスーツが必要ない程の気候だ。今回のレースでの敵は、この気候が苦しめるだろう。

すでに、上陸しているプロトライアスリートのJosh Rix選手は、このレース会場について、こう語っている。「ここのレースでの体験は、レースすることに限られたことではなく、この場所に来て滞在することからわかる。これは、いろんな意味でとても思い出に残るが、植民地の建物、すごくクールな海辺、そしてたくさんのテゥクテゥク(三輪自動車)を横に、レースやトレーニングできるとこなんてそうないよ。蛇使いを見られるなんて感激だね!」と言っている程、レース会場付近を楽しんでいる様子だ。

今回、このスリランカでのレース開催ギリギリまで、安全面やマネージメントの面で問題が起こり、特にアジア圏のレースでの規制等の点の不安が大きく重視されていた。

最近発表されたWTC(世界トライアスロン社)が、オーストラリア大手のUSMeventsというイベント会社を買収したことで、WTCの迅速で利口な動きにより、このUSMeventsのスタッフ達を、スリランカの土地へ送り、しっかりとしたイベント規制や管理をすぐに行った。これからアジア圏での、より安全で満足のできるイベント作りをすることを目的にしていることがわかる。

それでは、今回メインディッシュのプロ選手出場選手の紹介をしたいと思う。

プロ男子:

今回、注目は、2005年アイアンマンハワイ世界選手権覇者であり、2011年ドイツ・フランクフルトでのアイアンマンヨーロッパ選手権優勝者であるFaris Al-Saltan(ファリス・アルサルタン)が、優勝候補で注目だろう。2005年のハワイ優勝後は、目立った優勝があまりないままの現在だが、チームAbu Dhabi Triathlonの一員かつリーダー格として、今回あの2005年ハワイでのバイクの強さをこのフィールドでも見せてもらいたい。

同じく、Abu Dhabi Triathlonチームから、ドイツ代表のSwen Sundbergが出場し、主にアイアンマンのロングレースを得意としている選手だが、まだアイアンマンレースでは優勝経験はなく、最高でもトップ5入り止まりの選手である。2011年は、70.3を主に出場していたが、目立った成績は残せずにおり、ハワイ大会ではチームのサポーター側に周り、応援していた程だった。38歳というベテランであるので、今年こそは、ハワイ出場を目指して、今回のスリランカでのレースで優勝しプロポイントを獲得してもらいたい。

そして、新人優勝候補として、オーストラリア代表のTim Berkel(ティム・バーケル)が要注意選手だ。アイアンマン70.3のフィールドでは、かなりの強みをもっている選手であり、2011年のシーズンでは、ランを強化したことにより、ロングコースのChallenge Copenhargenで優勝し、アイアンマン70.3世界選手権で8位に入賞している。今年もこのラン強みを維持し、バイク終了時まで、トップ集団に付いて行くことができれば、この男子プロの中では、確実に優勝できるだろう。

アイアンマン界では、20年以上のキャリアを持つベテランであり、ニュージーランド代表のBryan Rhodes(ブライアン・ローズ)が特に見逃せない選手だ。過去に、アイアンマンマレーシアを2001年と2002年連覇しており、その後もアイアンマンカナダ等含めアイアンマンレースを4度優勝をしているが、アイアンマンの高速化が進む程に、優勝する確立も下がってきている傾向にある選手だ。スイムを得意とし、自分のレースをすることに重点を置いており、同じくニュージーランド代表のCameron Brown選手に似た、保守的な戦略を取るが、常に優勝候補として上げられる選手なので放っておけない存在である。

その他にも、アジア圏のレースでは、良く見かけるスイス代表Fredrik Cronborgやオーストラリア代表Josha Rix選手等、現在トッププロを目指す選手達も今回のレースで、どの程度レベルを上げてきているか注目でもある。

プロ女子:

この女子のフィールドでは、あまり知られてない新しい選手達が多い中、一番の注目は、オーストラリア代表Christie Sym(クリスティー・シム)で、2011年のアイアンマン70.3世界選手権にて、9位に入賞している、デビュー間もない28歳の新人選手である。2011年シーズンは、アイアンマン70.3RacineやCancunで優勝しており、アメリカ国内にて、70.3のレースを主に参戦し、ロングやオリンピックディスタンスも出場する幅広く活動してきた。クロカンやアドベンチャーレースのチャンピオンとしてオーストラリアで活躍して来た選手なので、ランやバイクが一番の強みだ。

今年プロデビューし、2011年は、年代25ー29のアマチュアトップで活躍してきたDana Wagner(ダナ・ワグナー)も注目だ。ITUのロングコースエイジグループチャンピオンであり、今回プロのフィールドで更なる実力をみせてもらいたい。

そして、チェコ代表のLucie Zelenkova(ルーシー・ゼィレンコバ)も強力な選手ある。2011年は、アイアンマンヨーロッパ選手権にて、Caroline Steffenに続いて、2位で入賞を果たすほどの潜在能力を持っており、2012年初めの70.3南アフリカでは、2位に入賞する等、これからとても期待の選手だ。ITU出身の選手であり、スピードも兼ね備えているので、このフィールドの中で、一番優勝が近い選手だろう。

その他に、アイアンマンレースを主に参戦しているレースナンバー1のドイツ代表Katja Rabe(ケイシャ・レイブ)や2012年70.3南アフリカ4位に入賞した南アフリカ代表のClaire Horner(クレア・ホーナー)も注目したい。

予想:

男子に関しては、アイアンマンのロングコースに強い選手であるBryan RhodesFaris Al-Saltanがいる中で、特に70.3のスピードの速いレースを強みとしているオーストラリア代表のTim Berkelが優勝する可能性が大であるだろう。

女子は、平均的にレベルの近い選手層のため、接戦になる可能性はあるが、最近注目視され70.3のレースでトップ入賞を飾っている、Lucie ZelenkovaChristie Symがトップ争いの的になると思われる。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中