2012 IM 70.3 Panamaプレビュー

アイアンマン70.3 ラテンアメリカプロ選手権 in Panamaが、アメリカ大陸からほど近い、南国で観光地の一つであるパナマシティ、パナマで、今週日曜日2月12日に初開催される。

近年、IM CozmelやIM70.3 San Juan等のちょうどアメリカのフロリダに近く、メキシコ周辺の南の島々の大会が多くなって来ている中、アメリカ国民にとっても、とても行きやすく観光地として成り立っている土地柄から、近年頻繁に開催されるようになっているのが現状だ。

ラテンアメリカプロ選手権大会と題して、高額な7.5万ドルと、コナポイント1500Pの高いポイントを取りに、オフシーズン明けのアメリカ地方でのアイアンマン70.3レースに、多数の有名プロに加え、元プロサイクリストのLance Armstrong(ランス・アームストロング)がこの大会に参戦することも決まっている。

男子:

この大会での注目の的は、まずトライアスロン界最速バイクライダー、Chris Lieto(クリス・リエト)だろう。IM70.3北アメリカ地区選手権INテキサスや2011年アイアンマン70.3世界選手権でも2位でフィニッシュしたことから、いつも通りバイクで一人逃げ切り差を広げ、 バイク後のハーフマラソンを1:15分で走れる脚を持ち、70.3のレースを得意としているので、とても優勝の期待を持っている。

そして、オリンピック代表軍団が一番の注目の的だろう。2011年シーズンは、Abu Dhabi Triathlonからスタートしたが、リタイアする等年中不調が続き、ハワイでも良いパフォーマンスを見せられなかったデンマーク代表アテネオリンピック選手のRasmus Henning(ラスマス・ヘニング)も出場する。

同じく、アテネと北京オリンピック代表に選ばれた元ニュージーランド出身(現アメリカに帰化)したMatty Reed(マッティー・リード)選手も注目だ。190cm以上の長身でありながら、スピードを兼ね備えたアイアンマン界では、これから期待の選手だ。2011年に、ハワイのアイアンマン世界選手権に初出場し、結果はボロボロだったが、70.3のレースは得意とし、北京オリンピック後過去3年間は、数々の優勝を重ねている。

今回、オリンピック出場前の調整のためなのか、ニュージーランドのスーパースター、オリンピックメダリストでベテランのBevan Dochertyが出場し、オリンピックのスピード感を70.3のレースに刺激を入れてくれるだろう。そして、38歳という年齢なので、夏のオリンピック出場後、70.3の世界大会出場やアイアンマンレース挑戦することを狙っている可能性もある。

元オーストラリア代表(現アメリカのテキサス在住)Richie Cunningham(リッチー・カニングハム)も70.3レースを得意としている選手で、要注意の選手だ。2009年の70.3世界選手権では、3位に入賞する実力等を兼ね備えており、一番の強みのランで優勝を狙う。

そして、元デュアスロン世界王者でイギリス代表のPaul Amey(ポール・エイメイ)も出場し、トライアスロン界でも最速のランの強さを持つので、Lietoにとってはランで追い付かれたら脅威になるだろう。

その他にも、アメリカ代表でハワイのバイクパートで先頭を駆け抜けていた、TJ Tollkason(ティージェー・トルカソン)や南アメリカのヒーローでブラジル代表Oscar Garlindez(オスカー・ガリンデズ)、アメリカ代表でこれから期待の若手であるJesse Thomasが注目される。

女子:

6度ハワイアイアンマン世界覇者のNatasha Badman(ナターシャ・バッドマン)も41歳にも関わらず、ハワイのポイントを獲得するために出場する。2011年のハワイでは、ワイルドカードとして出場が許されたが、今年はポイントを稼がないと出場が危ういため、シーズン早めに始動する。

2011年ハワイアイアンマン世界大会3位に入賞し、今年最も熱い選手であるイギリス代表Leanda Cave(リアンダ・ケーブ)も参戦。去年ハワイ後のアイアンマンアリゾナで初優勝を飾り、今シーズンかなり期待の選手なので、トップスイマーとしての速さを生かし、普段通り3種目バランスの取れたレース構成で、優勝を狙う。

2008年ハワイアイアンマン2位でフィニッシュした経歴があるが、それから2年間のシーズンは、2009年のハワイ世界大会リタイアから、ずっと不調気味だったオランダ代表Yvonne Van Vlerken(バァニィ・バンブラーケン)もハワイポイントを稼ぎに出場。

アメリカ代表で、単体のハーフマラソンを1時間14分で走れるランの強みを持っているKelly Williamson(ケリー・ウィリアムソン)も優勝候補である。2011年のアイアンマンハワイでは、ダークホースとして優勝候補に取り上げられていたが、13位でフィニッシュしているが、ランタイム3時間3分という記録を出している。

アメリカのトライアスロンマガジンの表紙も飾り、美貌も兼ね持つ、これからの期待の新人でもある、カナダ代表のMagali Tisseyre(マゲーリ・ティセーリ)も出場。70.3レースを主に出場し、ラスベガスへのポイントを稼ぎに、今回の女子選手の中でも、最速のランで優勝を狙う。

2011年結成された、蛍光緑が特徴のベルギーのトライアスロンプロチームU-Placeから、Tine DeckersSofie Goosがハワイのポイントゲットに向けて、シーズン明けのレースとして参戦し、この期待のベルギー選手二人が、女子のレースに刺激を与えることができるかが注目。そして、唯一のハワイ出身のプロBree Wee選手も出場で、スイムとバイクの強みをここで見せられるかが期待である。

予想:

今回、男子に関しては、スピードを持つオリンピック出身の選手達が、スイムパートでどれだけ後方の選手に差を付けられるかが注目で、バイクパートでChris Lietoが暴走し、差をつけてトップでバイクをフィニッシュするのがCLietoとしては理想の展開だが、ランを強みとしている選手達がいつ追い抜くかは時間の差の問題である。今回注目は、ベテランでオリンピック代表選手のBevan Dochertyで、過去の他のレース展開から考えると、2011年の70.3フィリピンで優勝したニュージーランド代表オリンピック選手のChris Gemmelや2009年70.3で優勝したオーストラリア代表Greg Bennettの例もあるので、オリンピックディスタンスのスピードは、70.3に通用する物があると思う。

女子に関しては、アイアンマン界でのベテランが多く、去年のシーズンが不調で終わってる選手が多い中、最強女子プロチームTeam Siriusに加入しているLeanda CaveMagali Tisseyreの総合的なバランスと特にランの強いとされているチーム事情から、この二人がかなり注目の的でもある。その中で、アメリカ勢やヨーロッパ勢の強力選手達がどうこのレースの展開を変えてくるのかが見所でもある。

Lance Armstrongプロで初出場へ:

今回、プロカテゴリーにてあのランスアームストロングも参戦決定しており、アマチュアで出場だったら、ハワイ出場は裏口入学で可能だっただろうが、プロ登録したと言うことは、ポイントを稼がないとハワイには出場できなので、これからの多くのアイアンマン予選大会への出場やパフォーマンスレベルを知るのに、期待がとても高まるであろう。2009年に、実際LArmstrongCLietoがハワイにてパブリックで40Kのタイムトライアルを行ったところ、20秒差でアームストロングが勝ったことがある。彼の的はまさに最速のバイクライダーと言われているリエトだろう。この二人のパナマでの対決に期待したい。

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